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メルエムとコムギの話
半年以上更新していませんでしたが何事もなかったかのように投稿します。
タイトルの話。ハンターハンターキメラアント編の主人公たちです。

ハンターハンターはうっすらと展開を追いつつもなんかはっきりとはわかんないなー今どうなってるんだろうなーくらいの存在だったのですが、たまたま幽遊白書をよみたくなってTSUTAYAにいって、なかったのでしょうがないかHxHでも読むかと借りてきて、GI編まではふんふん面白いねこんな感じだったのねって読んでて、キメラアント編でなだれおちた。号泣して嗚咽。30すぎてるのに漫画で号泣ですよ?もういい加減にしなよって感じなんだけどだめだこれはもう本当に本当に悲しくて、うつくしくて、きよらかで、身も心ももがれた。慟哭しました。
読んで3日間完全に放心してようやく魂が戻ってきました…(でも仕事はまだ手につかない…)。この想いを忘れないうちに語らねばとおもいブログを書きおこしてる次第です。

HxHがあったのはこのふたりを描くためだったんじゃないかというくらいの至高の終わり方でした。
こんな魂の昇華が、この物語の最後に用意されていただなんて。人間の悪意、人間の矛盾、清いものの脆さ、強いものの儚さ、命と魂のめぐりめぐる。いや別にモチーフとしては決して目新しいわけじゃないんですよ。異形の王と純粋な少女。古今東西どこでも見る組み合わせなんだけど、HxHがすごいのはこれを少年もののバトル漫画で、敵側でやってのけたというところかと。何よりすごいのは主人公のゴンが、人間の真正直さや純粋さを手放し、憎悪にまみれていく様を丹念に描き出すかたわら、最強最悪の生き物から人間へと目覚めていく王を対比させた。主人公サイドと敵サイドで、脇役も含め、人間の悪意も純粋さも、全てを描ききった。そして最後は、悪意が勝った。主人公サイドが勝ったのに、そうして終わった。
複雑に絡み合ったそれぞれの思惑、企み、想い、覚悟を少年誌の限界を超えて描いた。
だからこそあのラストが、言葉にならないほど尊いものになったのだと思います。

メルエムも、コムギも、最期は本当に幸せだったろう。
この瞬間のために生きてきた、と確信をもって言える人生は、あまり多くない。そんな瞬間がきたなら一生を投げ出したってかまわない。
だけどそれを見守るほうは本当に本当に辛いよ。悲しいよ。
もっとずっと、永くながく幸せであって、ほしかったよ。

まさか富樫がこんな純粋なものを書くとは思ってなかったってところも一枚かんでる気はするんだけどね…やっぱりあの人本気になるとすごいもの書くね…人間の闇をよくよく凝視し、表現する人だからこそ、このふたりの清さが際立つよね。くそーやっぱり本当に本当に才能もセンスもある人だ。

ありがとう。
最後に、名前を、呼んでくれないか。

ああだめだ、まだ泣ける。号泣。
本当にこのふたりに出会えてよかった。
一生忘れられない物語になりそうです。
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