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【読書】大奥 第6巻
待ちに待った大奥第6巻。今回は発売が少し早かったですね!映画化したからだと思うけど、この調子で半年に1回くらいでてくれればいいのにと思わざるをえない。

で、第6巻。電車の中でぽろぽろぽろぽろ涙がこぼれるほど今回は切なかったです。右衛門佐のシーンと吉保のシーン。綱吉の孤独がものすごい勢いで迫ってきます。
号泣したはしたのですが、綱吉の生き方を振り返ってみると、一概に悲劇の女性とは断じられないとは思います。阿久里の件などは好例ですけど、あれはやっぱり許されないことだと思うし、政局に復帰しようと思えば彼女ならできたと思う。でも綱吉はどうしようもなく、もう、疲れてしまっていたように見える。期待され、恐れられ、誰もを虜にしていたのにずっとひとりだった。綱吉の晩年からはどうしようもない倦怠や諦念が読み取れます。女であるということと将軍であるということ。愛されていたことを理解できなかったひと。愛されたい人に愛されなければ意味がない。そういうせつなさ。
続く家宣と間部がまた悲しい。特に家宣!家宣は本当にすべてに心を砕く素晴らしい女性で、そんな家宣に盲目的に仕える間部の姿が痛いです。大奥を読んでいるとほんと思うのだけれど、よしながふみはステレオタイプな善人悪人を描かないなと。どんな人もすべてが善でなくすべて悪でもない。どれが正でもどれが誤りでもない。そういう複雑な部分、人間が人間たる部分を本当に素晴らしく描ききっていると思います。綱吉や間部なんか絶対にやってることに納得できないのに愛おしく見えるもの。刻々と流れる時間の中で、歴史の中で、もがいて生きて、命をつなごうとして、女として。狂おしくて切なくて、だからこそ目が離せない。

男女逆転大奥、というキャッチコピーや、時代物、というところを背景にはしているけれど、この物語はジェンダーや、命を繋ぐということが本質のテーマであるように思う。どう生きるか、どう繋ぐか。ジェンダーレスが進む現代の物語。そういう気さえします。

今後も非常に熱く注目しています。
私がいま一番好きな漫画で、確実に殿堂入りが見込まれる漫画。どう結末を迎えるのか楽しみです。
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