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【読書】太宰治「パンドラの匣」
通勤がひまなので本を買ってみました。太宰治「パンドラの匣」。まだ全然読み途中。
しばらくぶりに純文学に戻ってきましたが、やーやっぱり太宰は面白いです。ストーリーが面白いというよりかは、なんというか胸が締め付けられたり過去の自分を思い出して超恥ずかしくなったり追い詰めるような書き方に悶えたり、読んでると心がざわつく作家です。今読んでいるのは収録話の中の「正義と微笑」という話で、学生の日記、という体を取っているのですが、これがまた中二病特有の症状を書くのがうまいんですよねー!高尚な思想に燃え上がってみたりかといえばだらけてみたり過剰に自己卑下してみたりでも自尊心高かったり。うわー自分の中学生の頃思い出すわー って痛かったりもするんですが、やっぱりこうなっちゃうのってその当時は純粋だからなんですよね。気負っているというか世の中に対して真面目というか、この気持ちを忘れたくない!っていうのがすごく強かった。そういうのを思い出させる筆致がすごいなーと。
太宰の文章は文章としてはあまりお行儀よくないというか、一人称告白体がほとんどというのもあって、だ・である調の中に突然敬語でですます調が混ざったり、繰り返し繰り返し例を出してみたり詩的であったり、すごく奔放なんですよね。激情のままに書き殴っているようで、でもしっかり読み手は作家の物語に踊らされていて、もうこれを計算してやってるんだとしたら途方もない恐ろしい才能だと思います。
太宰すごい。
ほんと去年から読み始めたばかりの浅すぎるファンなんですが、あのあたりに読んだ作家の中では太宰が断トツでした。もう文章の勢いというか、うねりというか、そうしたものに呑み込まれてしまうんですもの。わけわからないのに泣いているとか胸が痛くて忘れられないとか他の作家じゃ経験したことないんですもの。
太宰ほんとにすごい。
大人になって傾倒すると症状が重いといいますが(T_T)好きになっちゃったものはしょうがないのでゆっくり彼の作品を読み進めていこうと思います。さすがに負の部分にはそこまではまらないから大丈夫だと…は…思うが…(猪突猛進な自己の性質に冷や汗しつつ)

何にせよ、この年で好きな作家が増えるというのは嬉しいものです。
もっと読書の幅を広げたいなー。
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